浮かび上がる、沈み込む。

人生的にも感情的にも浮き沈みが激しいです。どちらかというと、溺れてると言った方が正しい。

人それぞれ。

 「ダンサーインザダーク」という映画がある。

 はい、後味の悪い映画として悪名高い映画ですね。胸糞悪い映画、鬱な気分になる映画というランキングがあればおそらくトップ5には必ずランクインするであろう映画です。


 でも、私はこれを観て特になんとも思わなかった。別にネガティヴな気持ちにはならなかった。かと言って「素晴らしい映画だ!」と思った訳でもないけど。


 後味が悪いと言われる理由はわかった。一方で絶賛する人がいる理由もわかった。
 だけど、これが胸糞悪いと思うか聞かれたら、うーん……。胸糞悪くは……ないのでは……?
 だって人生なんてこんなもんだし。
 人生って基本的に不条理だし、救われないし、「なんであのときああしなかったんだ!」「こうすればいいのにどうしてしないんだ!」なんて外野がどれだけ言っても結局は本人の選択だし。


 私が子どものときから抑うつ傾向にある人間だからそう思うのかなって考えたけど、抑うつ傾向の人でも私と同じような「胸糞悪いと思わない派」と「胸糞悪くて鬱気分悪化派」に分かれるんじゃないかな。多分。
 あと、自分の身近な幸せを当たり前に享受しすぎて自分の人生が幸せなものであることに超鈍感になっちゃってるタイプの人の中には、この映画を「胸糞悪い」って思う人が結構いそう。なんとなく。


 まぁ、前評判を聞いちゃってたし「どれだけ胸糞悪いんだろう」ってちょっとワクワクして見たから胸糞度合いへの期待値がべらぼうに高まりすぎちゃって肩透かしを食らったってとこもあるかもしれない。
 あ、でも演出とかは“きれい”だなと思いました。物議を醸してる(?)ラストに関しては「お〜攻めてるな〜!」とは思った。あの攻め方は私の好きな部類の攻め方だった。


 ちなみに胸糞映画として「ダンサーインザダーク」と共に悪名高い「ミスト」も、私を胸糞悪い気持ちにはさせてくれなかった。なんなら「ダンサーインザダーク」の方がまだ「あ〜これは確かに胸糞悪いって言われるかもしれないな」と思った。




 人それぞれ好みがあるように、何に対して胸糞悪いと感じるかもやっぱり人によって違うんだなぁということを改めて感じた出来事でした。


 ところで私は一体何回「胸糞」と書いただろう。